USCPA合格者 斎藤 淳さん

斎藤 淳さん

通信
国内
会計知識無

斎藤 淳さん

IFRSの導入を見越して、企業のニーズに応えられるために、USCPAを取得しました。

  • コンサルティング会社経営

USCPAを選んだ理由

私は数年前からリスク管理/内部統制構築・評価支援の仕事をしておりますが、この仕事を始めるにあたって当初読んだ参考書に、関連資格が3つ紹介されておりました。

紹介されていたのは公認情報システム監査人(CISA)、公認内部監査人(CIA)、公認不正検査士(CFE)という米国の資格でした。仕事に関連する資格は積極的に受験するのが私のポリシーですので、内部統制の理解を深めると同時にこれらの試験をこの順番で受けてきました。

しかし、よくよく考えれば公認会計士(CPA)が最も関連の深い資格であるはずです。内部統制関連の書籍の多くが公認会計士による執筆であることから、これは明らかです。なぜこの資格が紹介されていなかったのか不思議です。

また、ビジネス活動のグローバル化に伴い、資本市場(資金調達)もグローバル化が進んでおります。投資家の意思決定のベースとなる企業の経営成績および財務状況を表す財務諸表もグローバル化が求められ、それのベースとなる会計基準が世界で統一されようとしております(IFRS:国際財務報告基準)。

日本でのIFRSのアドプションは当初の計画から若干延期される方向で検討が行なわれているようですが、少々長い目で見れば統一の流れは変わらないと推測されます。一方で、IFRS対応のための新たな業務をこなせるだけの要員を、自社内で抱えているような余裕のある企業はそれほど多くはなく、一時的に外部にこのような人材を求める企業が少なくないことが予想されます。業務プロセスのシステム化に必要な会計(基準)に関する知識を私は以前から持っていたつもりなのですが、これらの企業からの要請に応えられるように準備しておきたいと考えるに至りました。

最初の動機が学習開始時のものであり、2番目の動機が学習再開時のものです。動機は学習継続にとても重要な役割を果たします。

私は以上の2つが動機となって、国際会計基準検定(IFRS Certificate、英国のICAEW提供)を受験し、引き続き米国公認会計士(USCPA)の受験をいたしました。

アビタスを選んだ理由

学習を始めるにあたり、独学では無理もしくは長期間を要すると判断し、受験指導機関に支援を仰ぐことにしました。また私は大学の工学部出身ですので、会計単位やビジネス単位をほとんど取っていないと理解していました。従って、単位取得という点からも受験指導機関を利用せざるを得ませんでした。

受験指導機関候補として3校を選び、無料説明会に参加しましたが、1校は講師の個性が強く、馴染めそうになかったので辞退しました。

残り2校には私自身の覚悟を明確にするために、「入学者総数に対する全科目合格者数の割合を教えてほしい」と質問したのですが、誠実と思われるご回答をいただけたアビタス(当時は「U.S.エデュケーション・ネットワーク」)にお世話になることにしました。

学習が中断をしないためのアドバイス

学習は2007年11月に開始しましたが、途中10ヶ月間、学習が中断しております。学習中断の理由は、仕事の関係、家庭の事情、人生(キャリア)の進路変更等が考えられますが、私の場合、最大の理由は「精神的な弱さ」であったと感じます。

 一旦挫折しかけた私を救ってくれたのは、アビタスから2009年5月頃に受け取った「単位認定試験チケットの有効期限切れ」に関する警告連絡であり、これに追い打ちをかけたのが「2011年から開始する新試験制度」に関する情報でした。この頃、「内部統制報告制度」対応の次に上場企業が直面する「国際会計基準」対応で、ご支援の仕事が増えるのではないかという期待も手伝い、そのための事前準備にしようと2010年中の合格を目指し、俄然やる気を出して学習を再開しました。

学習期間が長引きますと、様々な弊害が出てきますので、USCPA資格取得を目指す皆さんはこのようなことは決してやってはいけません。具体的にどのような弊害が出たか、リストしておきます。

  • 以前の学習の記憶が不正確になり、学習再開時に結局最初からやり直しになる
  • 会計基準や監査基準が変更され、補足資料で補わなければならなくなる
  • テキストが更新され、新しい講義を視聴するためには新しいものが必要になる
  • 受講開始して2年経過すると、Webプラクティスを無料で利用できなくなる
  • 単位認定チケットを4枚失効させてしまった
  • 特にテキストを新しいものに変更するのには躊躇を覚えます。それまでテキストに記述した自分の貴重な書き込みを失うからです。結局、私は少々不便な思いをしながらも、旧バージョンのテキストと補足資料で乗り切りました。

    斎藤さんの詳しい学習方法はこちらからご覧頂けます。

    これからUSCPAを目指す方へのアドバイス

    (1) モチベーションの維持

    2010年9月からは、アビタスの自習室を積極的に利用させていただきました。特に休日は真剣に学習に取り組んでいる受験生が多くおりますので、良い刺激をもらえます。それまでは職場への移動時間や昼休み、休日の自宅で学習しておりましたが、特に自宅の場合、目の前のPCでインターネットで遊んでしまうことも多く、学習するほか何もできない状況に自分の身をおいた方がよいと考えました。自習室にはおにぎりやサンドイッチを持ち込み、昼休みもなくそれを食べながら、学習を続けました。仕事や用事が入っていないときは、平日でも自習室を利用させていただきました。

    平日は5時を過ぎると、会社帰りや学校帰りの受験生が自習室に入ってきて、疲れた体に鞭打って、熱心に勉強する方も少なくありません。自習室をまだ利用されたことがない受験生は、一度来てみることを強くお薦めします。

    合格後の自分を想像するのもモチベーションの維持に効果的です。「資格を取ったら、展望が開かれる」といった消極的なものではなく、「資格を取ったら、こういう戦略が可能になる」といった積極的な考えを持っておりました。

    (2) 学習中の睡魔対策

    学習時間確保のために睡眠時間を削らなければならないことが、しばしばあります。勉強中、問題を解いているときはそれほどでもありませんが、特に講義を聞いたり、テキストを読んでいる際に睡魔に襲われます。この睡魔と戦うため、粒ガムを欠かしませんでした。

    種類は別に「ブラック」でなくとも構いません。顎を時々動かすと、意外と睡魔は襲ってこないものです。顎を動かすことは脳の刺激にもなるということを、どこかで聞いた(読んだ)記憶もあります

    全科目合格により、会計専門家としてのスタートラインに立たせていただきました。試験直後の自分の実力を考えると、本当にスタートラインに立っただけと自覚しております。今後ライセンス取得手続を進めようと考えておりますが、ここからはより高い品質、よりご満足いただける会計サービスを提供するために、他の会計専門家との競争が始まります。米国社会は競争社会であり、秩序だった競争によって、より良い社会を築き上げていこうという理念ですので、CPA試験に合格したからと言って、既得権益を与えてはくれません。

    米国公認会計士協会(AICPA)は、本年(2011年)から米国以外の日本・中東でUSCPA試験の受験を可能とし、米国の資格という枠を越えて、グローバルな資格にすることに大変積極的です。

    従いまして、公認会計士資格の相互承認の流れの中で、USCPAは間違いなくその核(ハブ)になります。日本の公認会計士資格との相互承認も、時間の問題ではないでしょうか。最近の大学生や企業の新入社員の中には、海外留学や海外赴任を避ける人が増えているという新聞報道を覚えております。

    日本に閉じ籠らず、人口減少・少子高齢化により縮小が懸念されるマーケットの日本からもっと世界に目を向ける人が増えてくれば、また日本は元気になってくるのではないでしょうか。この資格を取得して世界で活躍する人材がより多く出てくることを期待しています。

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