USCPA受験資格について
USCPA(米国公認会計士)試験は全米共通の試験ですが、受験資格(受験条件)は州ごとに異なります。
主な州の受験資格は以下の通りですが、説明会やカウンセリングでは、受験時期を含めより詳しいご案内をしています。
Alaska アラスカ州
受験資格は比較的ゆるやかです。
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 会計15単位
備考
- 4年制大学在学中の方は卒業に必要な単位数に対し不足する単位数が18単位以下であれば受験可。
実際には、手続きの関係で4年生の後半で受験可能になります。
<ライセンス取得要件>
2001年1月以降に4年制大学卒業の場合
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計15単位
2008年1月以降に4年制大学卒業の場合
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計24単位
- Business Law 3単位
- Economics 3単位
- Statistics/Computer Science/Mathのいずれか3単位
実務経験
- 一般企業、政府系機関、会計事務所のいずれかでの実務
- 会計業務、監査証明業務、調製業務、アドバイザリー業務(マネジメントやファイナンス等)、税務、会計コンサルティング業務などの実務
- USCPA(直属の上司)の下での実務
実務経験証明は、直属の上司かつUSCPAホルダーが行う。
※実務経験証明書は米国大使館や公証人役場にて公証を受ける必要あり
※実務経験証明書は、サインをした上長(USCPAホルダー)が直接アラスカ州に送付する必要あり。
Guam グアム
実務経験をお持ちでない方でもライセンス取得が可能です。
見込受験制度を使えば早期出願ができます。
アビタスのライセンス取得サインサポートをご利用いただけます。
<受験条件>
- 4年制大学の学位 (短大・3年制大学を卒業の方も受験可能です。)
- Upper Division(※)に該当する会計24単位
(Financial Accounting・Auditing・Taxation・Management Accountingを含むこと) - ビジネス24単位
(Economics 6単位以上、Finance 3単位、Business Law 3単位を含むこと) - 受験条件を満たさずとも見込み受験が可能。ただし合格実績は「暫定合格」となり、初回受験から18ヵ月以内に上記条件を満たす必要あり。
<ライセンス取得要件>
- 総取得単位150以上の場合 1年(2,000時間)
- 総取得単位150未満の場合 2年(4,000時間)
- 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
- 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない。(社外の人であってもよい。)
- 2021年12月15日以降ライセンス申請時において、総単位が150単位必要になります。
ライセンスの種類 | 実務経験・実務経験証明者 |
---|---|
Active License
会計系統の実務を1年以上必要です。 |
必要 |
Inactive License
実務経験不要です。 |
不要 |
Washington ワシントン州
監査以外の実務経験でもライセンスの取得が可能です。
アビタスのライセンス取得サインサポートをご利用いただけます。
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計24単位
(ただし最低15単位はUpper Divisionの単位でなければなりません。) - ビジネス24単位
<ライセンス取得要件>
- 1年2000時間以上の実務経験
- 会計業務(経理、財務、税務など)に関するものであれば、監査法人や会計事務所に限らず、(米国外を含む)一般事業会社での経験も認められ得る。
- 実務経験の認証者は、USCPAライセンスホルダーであれば、直属の上司である必要はない。
(社外の人であってもよい。) - 他州で合格した後に、ワシントン州に合格実績を移し、ライセンス取得をすることもできる。(2019年現在)
New York ニューヨーク州
<受験条件>
- 総取得単位120単位
- 以下4つのエリアの指定科目を取得していること
Financial Accounting(upper division)、Auditing(upper division)、Taxation、Management Accounting)
※アビタスの単位で出願可能です
<ライセンス取得要件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計33単位、ビジネス36単位
- 実務内容は一般事業会社の会計もしくは会計周辺業務1年~2年、但し直属のUSCPAホルダーの下での実務である必要があります。
また、ライセンス申請用紙にVISAの種類を記載する必要があるので、米国駐在1年以上の実務が必要とお考えください。
Montana モンタナ州
高卒の方も受験が可能な州です。
<受験条件>
- Upper Division(※)に該当する会計24単位
(Financial Accounting・Auditing・Taxation・Management Accountingを含む必要あり。) - ビジネス24単位
<ライセンス取得要件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- upper divisionの会計24単位 ビジネス24単位
- 実務経験年数 1年(2,000時間)
- 実務経験は、一般事業会社・政府系機関・会計事務所のいずれかのものでよい。財務諸表の作成、マネジメント・アドバイザリー、コンサルティング・サービス、税務アドバイザリーなどの業務を通じて得られた会計及び監査の実務経験が認められる。
Maine メイン州
受験資格は比較的易しい州です。
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位120
- 会計15単位(Auditing 3単位含むこと)
<ライセンス取得要件>
- ライセンス取得時には、総取得単位150が必要になります。
(必須科目として監査3単位・会計3単位)
Delaware デラウェア州
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位120単位
- 会計24単位、 会計科目は、下記必須科目を含む必要あり。
- Financial Accounting
- Auditing
- Taxation
備考
- 通信制大学で取得した学位・単位は認められません。
(アビタスを通じて取得できる、カリフォルニア州立大学の単位は利用可能です。)
New Hampshire ニューハンプシャー州
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位 120単位
- 会計30単位
- ビジネス24単位
<ライセンス取得要件>
- 監査法人に勤務していれば、様々な実務経験が認められる。監査法人勤務の方はおすすめです。
サインをする監督者は、申請者と同じ会計事務所(監査法人)にいる必要があり、監督期間中かつサイン時点においてライセンスを保持している必要があります。 - ライセンスを申請する場合
総取得単位150が必要となります。
Hawaii ハワイ州
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- upper divisonの会計18単位
Illinois イリノイ州
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 総取得単位150
- 会計30単位
(イリノイ州指定の会計またはビジネス系大学院の学位) - ビジネス24単位(イリノイ州指定の会計またはビジネス系大学院の学位)
California カリフォルニア州
<受験条件>
- 4年制大学の学位
- 会計24単位
- ビジネス24単位
※Upper Division 初級レベルを超える科目で、米国大学の3・4年次で履修する科目を指します。日本国内で取得した科目については、学歴評価機関の判断に委ねられます。
最適な出願州をご案内いたします
USCPA試験に出願するには、大学の会計単位やビジネス関連科目の単位が必要になります。
出願する州によって、受験資格(必要単位数)は様々です。 成績証をお持ち頂ければ、どの程度受験資格を満たしているか、最適な出願州はどこかご案内させて頂きます。
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