会計士資格の相互承認制度について。グローバル競争に勝つには・・。

下記の内容でUSCPAの国際展開の背景や概要等について、当校代表の三輪が解説します。

三輪からのメッセージ:第2回 会計士資格の相互承認

今回はUSCPA資格と他国の公認会計士資格の相互承認制度についてご紹介したいと思います。

米国公認会計士協会(AICPA)は、2004年以降、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、メキシコなどの会計士協会と相互承認制度を立ち上げ、双方の会計士が現地で活躍できる枠組みを構築してきました。現在、AICPAは、以下の国々の会計士協会と相互承認制度を持っています。

– Institute of Chartered Accountants in Australia(オーストラリア勅許会計士協会)
– Canadian Institute of Chartered Accountants(カナダ勅許会計士協会)
– Chartered Accountants in Ireland(アイルランド勅許会計士協会)
– New Zealand Institute of Chartered Accountants(ニュージーランド勅許会計士協会)
– Instituto Mexican de Contadores Publicos(メキシコ公認会計士協会)

相互承認制度を活用して、他国の会計士資格を取得する方法として、例えば、米国公認会計士がオーストラリアで公認会計士資格を取得するためには、オーストラリア勅許会計士協会が指定する大学でオーストラリアの税法と会社法を受講して単位を取得することが必要です。ただし、米国公認会計士のライセンスを保持していることが前提となります。

http://www.charteredaccountants.com.au/Members/Membership/Recognised-overseas-accounting-bodies

シンガポールは上記の相互承認制度に加入していないものの、米国公認会計士のライセンス取得者は、5日間の講習(PAC: Pre-admission Course)に参加し、最終日に実施される選択式の試験に合格することで、シンガポール公認会計士(ICPAS: Institute of Certified Public Accountant Singapore)の資格が得られます。

【参考: 5日間の講習 -Pre-admission Course- の講義内容】
Day 1 Accounting Standards (会計基準)
Day 2 Auditing Standards (監査基準)
Day 3 Legal & Other Requirements (法規)
Day 4 Professional Ethics (職業倫理)
Day 5 Tax Matters (税務)+ 試験

http://cpe.isca.org.sg/

シンガポールの相互承認は2016年に終了する予定です。

前回の「グローバルCPAとローカルCPA」の中で、「グローバルCPAとは、世界中の人々を対象に、世界で試験を実施し、資格取得者は、複数の国で監査が行えるCPA資格」と説明しました。

AICPAは、相互承認制度の推進に続いて、CPA試験の海外実施を立ち上げ、USCPAを、グローバルCPAへ転換させたのです。 今後、アジアにおいても、USCPAとの相互承認制度を立ち上げる国も増えていくことでしょう。

相互承認制度の進展は、公認会計士の活躍の舞台を広げる一方で、公認会計士間の競争も招きます。日本に住んでいると、海外の会計士が競争相手という感覚を持ちにくいかもしれませんが、今後は、アジア諸国の公認会計士も競争相手になってくるわけです。高度な専門知識を身に着け、語学力も高めることも必要です。

日本企業の国際化もますます進んでいきます。
USCPA取得後に、相互承認制度を利用して他の国の会計士資格を取得することで、活躍できるフィールドを広げ、差別化をはかっていくことも、これからのキャリアの作り方のひとつと言えるでしょう。

アビタス代表取締役 三輪 豊明


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