グローバルCPAとローカルCPA、世の中が求めるスキルとは・・・。

下記の内容でUSCPAの国際展開の背景や概要等について、当校代表の三輪が解説します。

三輪からのメッセージ:第1回 グローバルCPAとローカルCPA

2011年8月から、USCPA試験の日本開催がスタートしました。日本に加え、バーレーン、クエート、レバノン、UAE(アラブ首長国連邦)など、中東諸国でも実験的(Pilot)に実施され、来年以降、開催地は拡大していく見通しです。

試験のグローバル展開の基本的な理由は、経済、証券市場のグローバル化です。今年に入り、ロンドン証券取引所とトロント証券取引所、そして、ドイツ証券取引所とNYSEユーロネクストの統合など、証券取引所の大型合併の発表が相次いでいます。国境を跨いだ巨大な証券取引所が誕生が、会計基準統一の動きを加速させると共に、国際的に活躍できる会計士のニーズを高めていることは明らかです。

実際にUSCPA試験の受験者の国際化も進んでいます。2010年の米国人以外の受験者は10,000人を超え、実に10人に1人が米国人以外の受験者となっています。(その1/3が日本からの受験者です)

さて、世界の公認会計士資格は、「ローカルCPA」と「グローバルCPA」に大別することができます。ローカルCPAとは、基本的に自国民のみを対象とし、試験も国内のみで、その国の言語で実施され、資格取得者の監査業務も国内に限定されます。日本の公認会計士をはじめ、ほとんどの国のCPAは「ローカルCPA」に分類されます。

一方、「グローバルCPA」とは、世界中の人々を対象とし、試験も世界で実施され、言語は英語。監査業務についても、相互承認制度(第2回で解説)を活用することで、世界中で実施可能です。これまでは、イギリスのChartered Accountant(勅許会計士)が「グローバルCPA」の典型でしたが、今年からは、USCPAも「ローカルCPA」から「グローバルCPA」に舵を切ったことになります。

ローカルCPA グローバルCPA
試験対象者 自国民 世界中の人々
試験開催地 国内 国内外
試験言語 自国の言語 英語
監査のできる地域 自国内のみ 国内外

会計基準がIFRSへの統一、収斂されるなかで、各国CPA資格は競争の時代に入ります。アメリカが、なぜCPA試験の海外実施を決め、「グローバルCPA」へ転換する決断をしたのか。USCPAといえども、グローバル展開を進めてゆかないと、会計士資格の国際競争に勝ち残れないと判断したことも背景にあると思われます。

資格の競争といってもピンとこない方も多いかもしれません。例えば、英語の資格試験として、英検とTOEICがあります。私が中学生だった頃は、皆、英検を受けたものでした。
ところが、その後、アメリカからTOEICが進出し、今は、皆さんもTOEICを受験するのではないでしょうか。
日本で、英語の資格試験としては、TOEICがデファクトとして定着したと言ってもいいでしょう。同様のことが会計の世界でも起こるのかもしれません。

経済のグローバル化が進むなかで、「グローバルCPA」のプレゼンスは、ますます高まっていくことでしょう。
日本企業のグローバル展開も進んでいます。日本国内のマーケットが、少子高齢化で縮小していくなかで、企業が成長するためには、海外に目を向けざる得ない状況です。個人のレベルで考えても、会計プロフェッショナルとして、企業の中で活躍する道、会計事務所やコンサルティング会社など、外部から企業をサポートする道がありますが、いずれにせよ、企業活動自体が国際化するなかでは、グローバルベースで仕事がこなせることが求められていきます。

「グローバルCPA」となったUSCPAを取得して、日本のみならず世界で活躍できる力をつけていきましょう。

アビタス代表取締役 三輪 豊明

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