世界で求められるUSCPA

アビタス代表三輪豊明はこのほど、米国公認会計士(USCPA)試験実施機関である米国公認会計士協会(AICPA;The American Institute of

Certified Public Accountants)の試験チーム統括責任者マイケル・A・デッカ―氏ら上層部と米国・ニューヨークで会談しました。

アビタスは創業当時の1995年からUSCPA講座を開講しており、AICPAとUSCPAライセンスを発行する全米州政府会計委員会(NASBA;National Association of State Boards of Accountancy)と良好な関係を築いています。

今回は、2017年4月に導入された新試験制度が順調にスタートしたことを共有し、今後も、USCPA 資格取得者が世界に貢献しうる人材であり続けるよう、協力関係を再確認しました。


AICPA試験チーム統括責任者

マイケル・A・デッカー氏
Micheal A. Decker
Vice President,Examinations,AICPA


AICPAコンテンツ制作部門ディレクター

ギャラガー氏
Richard C. Gallagher,CPA
Director of Content,AICPA


アビタス代表

米国公認会計士
三輪豊明


アビタス教材開発部

シニアマネージャー
米国公認会計士
渡部修

新試験「CBT3」は上々スタート

マイケル・A・デッカー氏:
日本における米国USCPAに対する支援、AIUSCPA職員との協働作業、日本人受験者への情報提供などを通じ、AICPAの良きパートナーとしてのご尽力いただいていることを深く感謝します。

三輪豊明:
こちらこそありがとうございます。USCPA新試験も無事スタートしました。

新試験は、分析・評価といった上位思考スキルに焦点を当てたものだと理解していますが、新試験実施の背景と目的をお教えください。

デッカ―氏:
新試験「CBT3」(Computer Based Testing-3)は2017年4月1日にスタートしました。AICPAでは、この3年前の2014年末から実務分析(Practice Analysis)を始めました。

実務分析は、USCPA試験が、会計士の実務に沿っているかや、新人USCPAに必要な知識とスキルを与える内容になっているかを確認する狙いがあります。我々は新人USCPAの上司と面談に加え、教育関係者や規制当局の職員とも会いました。

このような調査や研究を通じて、新試験の骨子が固まり、問題の開発を経て、4月1日の開始を迎えました。試験の立ち上がりは上々と言ってよいと思います

ギャラガー氏:
「CBT3」の出題範囲はこれまでの試験とほぼ同様であるものの、「問われ方」が少々変わったと言えます。新人USCPAには思考力が必要であることが会計士業界への調査で明らかになったことを受けて、受験者の上位思考スキルをいかに評価するかがポイントとなりました。

これまでは、記憶・理解・応用といった下位思考スキルと呼ばれる項目に比重を置いた試験を行ってきました。

これに対して新試験では、新人USCPAが課題を考え抜き、解決する能力があるかどうかを見極められるよう、評価項目に分析・評価といった上位のスキルを含めています。

渡部:
新試験については、いただいた事前情報を踏まえて受講生に説明してきました。実際のビジネス環境に近い設定の中で「実務色の濃い」問題が増えるだろう、と。すなわち、新試験で変わるのは、テストの内容ではなく出題や回答の仕方である、ということでした。

三輪:
我々が受講生に伝えてきたのはまさにこの点です。しかし、ご承知の通り、受験者というものは、常に試験制度の変更には敏感で、変更自体が心配の種になります。これに関しては、受験者からどのような反応がありましたか?

デッカ―氏:
新試験開始には非常に満足しており、受験者からのフィードバックは極めてポジティブなものです。我々は、新しいタイプの問題を開発するとき、受験者の協力を得て、フィージビリティーとユーザビリティーについて検証します。

これまででうまくいった問題開発事例の1つに、昨年開始したドキュメント・レビュー・シミュレーション (DRS) があります。このタイプの問題を受験者に出題した時、彼らからこんなコメントが返ってきました。新人USCPAが文書やメモをゼロから作成するということはほとんどなく、大半は、昨年作成した文書・メモ・資料等の編集や変更だというのです。

このように、受験者が日常的に行っている業務をシミュレートするような問題を出すことで、実務により近い問題を出題するという我々の目標が達成できるものと考えています。また、新人USCPAは以前よりも早い段階でより複雑な業務に従事しているという声もあります。

会計事務所、一般企業、NPOなどで働く今の受験者は、定型業務はコンピューターが行えばよく、自らはもっと複雑な業務に取り組みたいと考えています。彼らは、取引の意味を理解したうえで、自らのスキルをそうした取引に適用したいのです。

このような環境変化を踏まえ、教育界の方々も我々が行った変更を前向きに捉えてくれていますし、また会計士業界も、基準を知っているだけでなく、それを使いこなせる受験者を望んでいます。

ギャラガー氏:
大まかには、MC(4択)問題が減り、ミニ・ケーススタディのようなTBS(Task-Based Simulation)が増えました。FAR(財務会計)、AUD(監査及び証明業務)、REG(諸法規)、の各科目でそれぞれ8問、BEC(ビジネス環境及び諸概念)で4問のTBSが出題されます。BECには今回初めてTBSが加えられました。

良いフィードバックが得られています。ここでいうフィードバックというのは、試験を最後まで解くことができた受験生の比率です。新試験では、最後まで終えられなかった受験者はほんの数パーセントで、大多数は完了していました。試験時間は、与えられた問題を解くのに十分かどうかという問題には常に関心を払ってきた我々にとって、これは非常に良い結果と考えています。

会計士の実務に基づく試験

三輪:
私は1994年に受験しましたが、その頃から見ると、今の試験は大きく様変わりしています。まず2004年にコンピューター試験「CBT」が始まりました。2011年には、新たな出題形式であるTBSが始まりました。

また同じ年に米国外での受験が可能になりましたが、これは日本の受験者にとっては、非常に大きな変化でした。米国まで飛行機でいって、時差ボケに悩まされながらテストを受ける必要がなくなったのですから。

そして、2017年4月に始まった現バージョンのCBT3も大きな変更です。このようにUSCPA試験の進化には目を見張るものがあります。試験制度の変化にかかわらずUSCPA資格がその価値や魅力を維持してこられたのは、貴協会の慎重かつ計画的な改革努力の賜であるのは明らかだと思いますが、その裏にはどんな成功の秘訣があったのでしょうか?

デッカ―氏:
AICPAはUSCPA試験のこれまでの歴史には満足しています。2017年は米国でUSCPA試験が免許交付試験として実施されるようになってから100年目にあたります。我々が、この試験の運営に大きな自信を持っているのは、100年の間に多くのことを学んできたからです。

決められた場所で1年に2回しか実施されない試験から、コンピューター化により毎四半期の最初の2か月、様々な会場で実施できる試験にしたのは、より高い利便性を求める受験者のニーズに応えたものです。つまり、より多くの場所で、より多く試験を受けられる機会を提供することができたのです。ですから、2004年はとても大きな変化で、試験の基本設計は明らかに変わりました。2011年、CBTEを開始したとき”E”は進化(evolution)のEを表していました。

そしてそれは、スコアレポートの迅速化という受験者の要望に答えるための進化だったのです。この要望を満たすため、大問形式のシミュレーションを今日の形式である小問形式のTBSへの修正する必要に迫られました。そしてTBSによる事前テストを行った結果、20日でスコアレポートを発行することが可能となり、「スコアレポートをもっと早く欲しい」という受験者の要望を満たすことができるようになったのです。

さらに、会計士業界の成長と拡大に伴い、これまでと違った考え方ができるUSCPA、すなわち上位思考スキルを習得した、または習得しつつあるUSCPAに対する人材ニーズの高まりを受けて行われたのが2017年の変更です。我々は、非常に変化の速いこの業界に適応するにはどうしたらよいのかを常に考えています。

ギャラガー氏:
試験開発について、実務分析に触れました。これは、免許交付試験というものは、合格者が公共の利益を守るために必要な知識とスキルを有していることを実証できるようなものでなければならないということです。

これこそが、USCPA試験の究極の目的なわけですが、会計士業界の協力のもと我々が把握しようとしているのは、「新人会計士はどんな仕事をしているのか、そしてそれを務行し公共の利益を守るために、どんな知識が必要か?」という問いに対する答えです。

このような背景から実務分析の結果に基づき開発されたのが、新なツールであるブループリント(試験出題基準)です。ブループリントは受験者にとって非常に有益な情報を提供するものであると共に、我々にとってもまた、出題すべき問題のタイプを作問担当者により深く理解してもらうために有益なものです。また各大学を訪問して、カリキュラムをUSCPA試験と整合させるための打ち合わせを行う際にも役に立ちます。ブループリントは非常に有益なツールなのです。

我々は、公平かつ法的瑕疵のない試験を行うことが非常に重要だと考えていますので、試験問題の開発は、作問から内部レビューに至る複数のプロセスを経たうえで、ボランティアメンバーで構成される試験委員会に提出されます。そして実際の試験に投入する前にすべて事前テストを行います。このように受験者全員に対して試験の公平性を確保するにあたっては、極めて科学的なプロセスを伴うのです。

デッカ―氏:
ギャラハー氏が指摘したUSCPA試験が免許交付の役割を担っている点、さらにつけ加えるならAICPAが様々な団体、なかでも州政府会計委員会 (SBA;State Board of Accountancy) とパートナーシップ関係にあるという点は非常に重要です。

このことは、過去100年間にわたって、AICPAが行う試験がUSCPAになる唯一の免許交付試験であったことが物語っています。AICPAは、大学の教育関係者だけでなく、規制当局側に立つSBAともパートナーシップ関係の下、協力関係を築いているということは、素晴らしいことです。現時点では、すべてのSBAが免許交付プロセスにおいてAICPAが行う試験の合否結果を採用しています。

USCPA試験は様々な関係者が関与する複雑なプロセスですが、現状には満足しています。

渡部:
実務分析がどのように行われているか詳しく教えていただけますか?

 

ギャラガー氏:
実務分析プロジェクトは2013年に始まりました。このプロジェクトでは、規制当局関係者、新人会計士、会計事務所およびSBAという4つのフォーカスグループとのインタビューを実施しました。我々がどんな方向性で新試験を開発すべきと彼らが考えているのか、彼らの視点から理解したかったのです。

そしてフォーカスグループからのインプットをもとに、より広範囲に情報を得るため、コメントの募集を開始しました。さらに、ブループリント開発につながる調査を実施しました。実はこの調査が行われた直接の目的は、業務記述書(task statements)を作成することでした。業務記述書は、新人会計士が日常的に行う業務の内容を記載したものです。

この調査により、当該業務の頻度および公共の利益を守るという目的に沿った当該業務の重要性が明らかになりました。この調査においても統計的妥当性の確保が重要でした。この調査結果をもとに公開草案を公表、60通を上回るコメントレターを受領し、試験の変更案に対する600以上のコメントを得ることができました。

我々は、公平かつ詳細にこれらのコメントに目を通しました。コメントの多くにについては同意することができ、それに基づいて変更を加え場合もありましたが、中には会計士業界の意見とは必ずしも方向性が一致していないものもありました。新試験のブループリントは、以上のような長い道のりを経て出来上がったものなのです。

ブループリントは、受験者に1年の準備期間を与えるため、2016年4月にウェブサイト上で公表しました。繰り返しになりますが、ブループリントは各試験のセクションはもとよりUSCPA試験全体の内容を明確にするにあたって、非常に有益なツールです。その他の変更点としては、REGとBECの試験時間を1時間長くし、4時間としました。

この結果、試験時間は4科目すべてが4時間になりました。またすでにお話しましたが、TBS問題が増加しています。また休憩時間制度を導入しました。試験の中盤、TBS問題2問で構成される3番目のセクション、つまり第3テストレット終了後、受験者には15分の休憩をとるオプションが与えられます。休憩時間中は、タイマーは停止しますので、立ち上がって、セキュリティー検査後にテストセンターを出ることが許されます。USCPA試験は高い集中力が要求される試験ですので、リフレッシュする機会を与えるのが相当と考えたのです。

デッカ―氏:
以上のような変更がどのようなプロセスを経て行われたのかということを、御社を始めとした他のコースプロバイダーや教育関係者と共有することが重要だと考えています。試験内容を変更する際は、変更内容にどのように対処するのか、そしてそれをどのように実際の試験に反映させるのかという点を注目いただきたいと思います。

我々は情報公開を通じて広くフィードバックを得てこれを真摯に検討します。将来的に、御校で勉強されている受験者のフィードバックをいただくことができれば、もちろんこれに耳を傾けます。このように関係者からのフィードバックは、間違いなく今後の試験制度の設計や我々の考え方に影響を与えます。

そのため、このようなコミュニケーションはこれまで行ってきた設計だけでなく今後の設計においても極めて重要だと考えています。

米国では会計専攻の学生が増えている

三輪:
米国の受験者の一般的な特徴と傾向について聞かせてください。米国の会計系学生の数は上昇傾向にありますか?

 

デッカ―氏:
学部、大学院ともに、会計学部を卒業する学生の数は間違いなく増加しています。会計学部は、専攻という点でも、また職業選択という点でも、望ましい選択といえます。とい会計学を専攻または会計学部を卒業した学生には、監査法人、産業界、NPOのどこに進もうと、様々なキャリアパスが用意されています。会計学の学位は、「ビジネスの言語」をきちんと理解できることの証明書ですから、学位取得者は様々な分野において、雇用社から雇用するだけの価値のある人材と見なされます。

渡部:
USCPA資格を手に入れたい米国人受験者の一番の理由は何ですか?

 

医師の次に信頼度の高い職業

ギャラガー氏:
まずUSCPAは非常に高く評価されている資格であることは間違いありません。おそらく全職業の中で、医師を除けば最も信頼度の高い職業として位置づけられており、人気が高いのです。デッカー氏が述べたように、USCPAホルダーには多くのキャリアパスが用意されています。

「会計はビジネスの言語である」という言葉は、記憶する限り40年前、私が学生であった頃からありましたし、今も変わりありません。ですから、USCPA試験には幅広い応募があります。最も多くの試験合格者が選び、入社試験の合格率も高いキャリアパスは、まず監査法人で働くことです。しかし、すべての試験合格者が監査法人に入るわけではありませんし、すべてのUSCPAが監査法人で働いているわけでもありません。

現在、USCPAのおそらく過半数が監査法人以外の産業界で働いています。しかし、産業界は、候補者が監査法人における職務経験に注目するのも事実です。これは採用にあたっての大きな要素になりますね。それからもう一つの観点は、金銭面です。USCPAの生涯獲得賃金は資格を持たない会計士よりかなり高く、おそらく最低でも10~15%以上は多いでしょう。

デッカ―氏:
USCPAは、資格を持たず会計学専攻で卒業した会計士より、100万ドル以上多く稼ぎ、失業率は0に近いという調査があったように記憶しています。ですから、もし、より多くの報酬が得られ、職業的にもリスペクトされたいのであれば、雇用機会の喪失や失業することのないコミュニティーの一員になること、つまりUSCPAになることは明らかに非常に理想的な選択肢です。もう1つ思い出しました。USCPAは人々に平等をもたらす資格でもあります。

つまり、学部卒であろうが大学院卒であろうが、またコミュニティーカレッジ出身であろうが総合大学出身であろうが、を問いません。もちろん出身地による差別もなく、いったん資格を取得すれば、皆、尊敬と信頼の対象であるUSCPAとして、コミュニティーの一員になれるのです。このことは、会計専攻の学生には是非伝えたい点ですね。

ギャラガー氏:
私は、かなり前に、アーサー・ヤング(その後合併してアーネスト・ヤングになり、現在はEYとして国際的に知られる監査法人)で働き始めました。その後これほど長期間、監査法人で働くことになるとは当時考えもしませんでしたが、結局38年在籍しました。素晴らしいキャリアでした。

現在の仕事も楽しんでいますが、監査法人での仕事を忘れることはありません。とにかく、成長できるというメリットがあります。USCPAが業務を通じて行ってきた公共の利益を守るということは、資本市場の円滑化に資することにより実現されます。

人生の目的探しにこだわるミレニアル世代(訳注:1980年代から2000年代初頭にかけて生まれた世代)にとっても、USCPAは非常に素晴らしい目的になり得ます。資本市場の円滑な運営に力を尽くすのは非常に意義深いことなのですから。

三輪:
日本の状況についてもお話しさせてください。日本の受験者がUSCPA試験を目指すに理由はいくつか考えられます。経済のグローバル化が1つ目の理由です。日本のビジネスパーソンは世界に広がる同僚や取引先とコミュニケーションを図る必要があります。

USCPAの受験者は、FAR、AUD、BEC、REGに対する試験準備の過程で、ビジネスで使われる言語を学びますが、英語で試験を受けなければならないということが、USCPAでしか獲得できない独自性をさらに高めています。

USCPAを持つ日本のビジネスパーソンは、世界の共通言語である英語でビジネスコミュニケーションができる人物とみなされます。

渡部:
実は日本では、多くの受験者が、英語でビジネスができる能力があることを示すためにこの試験を受けています。日本では、UCSPAは非常にプロフェッショナルな会計資格であると共に高い英語力を証明できる資格であるとも考えられているのです。

ギャラガー氏:
しかも、ビジネス環境における高い英語力ですよね。

 

渡部:
もちろん、そのとおりです。

 

ギャラガー氏:
USCPAが英語力で差別化できる資格でもあるという点は、現在のように経済がグローバル化し、英語の重要性が高まっていることを考えると十分理解できます。

デッカ―氏:
お話いただいたことは、我々が、USCPA試験のローカル運営を行う場所として日本を選んだ理由の1つであると認識しています。日本がセキュリティー面で安全な環境であることは周知のことです。また我々のテスト運営パートナーであるプロメトリック社が日本にテストセンターを持っており、SBAも日本の経済・文化・教育プロセスを信頼していることに加え、市場としても大変魅力的であることも分かっています。

我々としては、日本市場への取り組みをさらに強化し、USCPA試験を日本の受験者がより受験しやすくするために何をすべきかを考える必要があるでしょう。我々が他にやるべきことがあるか否か見極めたうえで、より多くの日本人がUSCPA試験を選択肢の1つとして検討していただくことを通じて日本市場を拡大するためには、おそらく現地調査が必要でしょう。

ギャラガー氏:
それにしても、USCPAがビジネス環境におけるコミュニケーション能力の高さを証明する資格であるという点は、非常に興味深いですね。実は、この点は実務分析の中でも指摘されていました。

業界の中には、米国人でさえも、若い米国人USCPAのコミュニケーション能力の不足に対するフラストレーションがあります。EメールやTwitterが当たり前になった昨今、これは本当に深刻な問題です。ですから我々はBECに、”constructive response”と名付けた筆記試験を導入したのです。筆記試験は、米国英語の文法に焦点を当てていますが、同時に論理や文章構成についても採点対象としています。

このような能力は会計士にとって本当に重要なのです。

USCPAのキャリアパスは多彩

三輪:
次は、米国と日本のUSCPAのキャリアパスの違いについて議論させていただきたいと思います。米国人USCPAの一般的かつ典型的なキャリアパスはどういうものでしょうか?

ギャラガー氏:
キャリアパスは本当に様々です。私が監査法人で働き始めたとき、まさかパートナーにまで昇進するとは思っていませんでした。2、3年後には産業界に転じるつもりで、監査法人に入ってみるとその仕事が非常に性に合いました。多くのUSCPAが同様の考え方であると思います。

私は、キャリアを通じて監査人でしたが、米国では税務関連にも大きなキャリア形成の機会があります。米国では、もしあなたがUSCPAであることを相手が知ったなら、おそらくほとんどの場合、税金の話になるでしょう。USCPAの本業が会計監査であることは実は必ずしも認識されていません。

いずれにしても、USCPA資格を取得するということは、非常に多くのチャンスを手に入れたことを意味します。たとえ監査法人に入ってもゆくゆくはどこかのタイミングで法人を離れてクライアント企業で働くこともあるでしょう。またUSCPAの中には情報システムを専門にする人もいますので、その場合さらにチャンスが増えます。

このように、監査法人で働いた後には様々なチャンスがあります。監査法人における在籍期間によって、例えば2年から5年在籍した者と5年から10年在籍した者では得られる実務経験は違いとはいえ、いずれにしても実務経験を積むことは、一般に産業界に転じる際の要件を満たすことにつながります。また財務報告、税務、内部統制のいずれの方向に進むにせよ、高い倫理性は当該分野で活躍するための重要な要素ですので、監査法人から産業界に転じる会計士はこの点でも評価されます。

三輪:
日本のUSCPAのキャリアパスも米国の状況と非常に似ています。試験合格者の多くは、会計や監査領域のキャリアを追求するために、監査法人やコンサルティングファームに職を得ます。

しかし、同時に多くの日本企業がビジネスにおいて英語を流ちょうに使える人材を必要としていますので、USCPAはそのような企業にアピールできる資格でもあります。良い例が、日本のグローバル企業で働く日本のビジネスパーソンでしょう。これは、経理・財務部門に限定されません

ギャラガー氏:
すると、USCPAホルダーが上級管理職への昇進する可能性もあることを意味しているわけですね。USCPA資格を持っていれば、キャリアの早い段階でそのように際立ってより多くのチャンスがもたらされる可能性があるということですか?

三輪:
そのとおりです。今日、日本企業は非常にグローバル化しており、日本人USCPAにとってもそのような日本のグローバル企業で働くチャンスが多分にあります。

デッカ―氏:
我々にとって、日本におけるUSCPAの価値を評価するための情報ルートとインフラを引き続き構築していくことは極めて大切な要件のようですね。良くわかりました。

ビジネスの現場に即した試験画面に

三輪:USCPA試験の将来のビジョンについてお伺いさせてください。特にITに関してどのようなビジョンをお持ちでしょうか。

 

デッカ―氏:
2018年4月1日実施を目標に、全く新しいソフトウェア・インターフェイスをリリースする予定です。受験者は、プロメトリック・テストセンターに行き、席に着いて試験を受ける際、全く新しいユーザー・インターフェイスを目の当たりにすることになるでしょう。このソフトウェアは次の通り構成されています。

すなわち、テスト問題スクリーンの左側に固定され、問題を解くために必要な資料、メモ、表計算ソフト、表などが、スクリーンの右側にタイル表示またはカスケード表示(訳注:複数のウィンドウを少しずつずらした位置に重ねて表示すること)されます。

また、マイクロソフト社のエクセルをサポートする予定です。エクセルは、2018年4月のテストから単機能型の表計算ソフトとして利用可能になります。受験者が計算したいときには、スクリーン上にある計算機かエクセルのいずれかを使うことができます。

渡部:
実際のビジネス環境と全く同じですね。

 

デッカ―氏:
その通りです。これを実現するにあたっては、我々のソフトウェアデザイナーや協力業者だけでなく、ユーザー・エクスペリエンスの設計会社にも参画をお願いし、設計を助けてもらいました。

現在、多くの企業の職場では、デュアルモニター環境を構築していす。例えば、一方のモニターでEメールを立ち上げておき、もう一方のモニターで資料や作業内容を立ち上げて仕事をするといった具合です。USCPA試験ではこのような環境をまねて、受験者が少しでも実際の職場に近い環境で試験を受けられるよう配慮しています。

開発しているソフトウェアはWebアーキテキクチャーに基づいており、将来のイノベーションにも対応できるようにしています。ビッグデータ、データ分析、トレンド分析などにおける趨勢およびテクノロジーの進化を鑑みると、上位思考スキルを評価するにあたって、受験者は、与えられたデータ、報告書その他の情報をもとにエクセルを駆使して問題に取り組むようになることが長期的には予想されます。

AIによる監査の自動化、ブロックチェーン、XBRLを始めとするテクノロジーの進展が、長期的に新人会計士が持つべき知識にどのような影響を与えるのか、また彼らがどのようにそのようなデータや情報を扱うようになるのかは予想できませんが、変化は間違いなく訪れるでしょう。このような問題意識のもと、ギャラハー氏、私、そしてAICPAの他のメンバーは、将来の監査について、ラトガース大学ともに研究を進めています。

また、USCPAをどのように教育しているのか、何ができるようになるために研修を行っているのか、どんなソフトウェアツールやパッケージを使っているのか、などについて理解するために監査法人に出向くこともあります。つまり、本議論の冒頭で概要を述べたように、USCPA試験が陳腐化せず、会計業界から信頼される試験であり続けるために、今後予測される変化を理解するために業界とともに将来を見据えた動きもしています。

ギャラガー氏:
実用化が非常に近いと見ている分野は、はっきり申し上げると、データ分析、もっと具体的に言うと、監査データ分析です。AICPAは、新しく監査データ分析に関する監査指針をおそらく今年の初秋には公表する予定です。我々としては公表内容を精査し、データ分析の観点からUSCPA試験を捉え直す作業を開始します。

したがって、監査データ分析は、若干の遅れはあるかもしれませんが今後1年以内には、検討を開始する分野になるでしょう。繰り返しになりますが、監査データ分析は、現在、業界で進化を続けている分野であるため、USCPA試験においてもこの進化に呼応する必要があると感じています。監査データ分析は、USCPA試験においても近い将来、焦点があたる分野になるのは間違いありません。

デッカ―氏:
データ分析と並んで「職業的懐疑心」もよく話題になります。職業的懐疑心やデータ分析が現在の試験に存在しないと言っている訳ではありません。一定のレベルでは存在します。「本問に対して懐疑的な立場で回答しなさい。」と問うている訳ではありません

しかし、監査人として懐疑的に、「このシナリオは何が悪いのか?」とか「この情報は状況を評価するにあたって本当に有用か?」といった推測をすることは必要です。いわば、現在は職業的懐疑心自体をテスト対象にしている訳ではありませんが、将来的にはテスト対象になるでしょう。

つまり、問題において必ずしも真実ではない状況が設定されるということです。今もテストを行っていますが、ギャラガー氏と私はともに、全般的にもっと高度かつ厳格なレベルでテストを行うことになると見ています。まだまだ未確定の部分が多いので、職業的懐疑心がどの程度出題されるかについてはっきりした話ではできません。試験範囲に含まれまることはまず間違いないでしょうが、どの程度になるのかは、今後の動向とこれに適合する必要性の程度によります。

ギャラガー氏:
そうですね。特に職業的懐疑心は、規制当局が常に高い関心を持っている領域です。彼らは、潜在的な課題や問題の根源が職業的懐疑心の欠如により引き起こされていることを踏まえ、職業的懐疑心を査察項目の一部にしています。

ですから最近は、「職業的懐疑心が何を指すのか、そして業界としてこれをどう定義しているのか」という視点ではなく、「新人会計士は職業的懐疑心をどう捉えているのか」という視点から大学教授や会計士業界と共に研究を進めています。

デッカー氏がお伝えしたように、今日のUSCPA試験でも、職業的懐疑心についてある程度の出題はしているのですが、どのようにすればより深く掘り下げられるか、もう一段高いレベルの問題を作るにはどうすべきか、という点を検討中です。ですから、職業懐疑心も来年以降の重要なテーマの1つになります。

渡部:
いずれのケースにおいても、詳細な調査および開発について感謝申し上げます。まさにこのような努力がUSCPAの価値がさらに高めていくのだと思います。

ギャラガー氏:
これは試験問題の陳腐化を防ぐために行うべきことに一つです。ですから、職業的懐疑心はおそらく、自分たちにできることはどんなことかという点で注目している変更点の1つといえます。

過去の実務分析は2004年、2011年、2017年に行っていますが、かなり長い時間的な間隔があります。よって我々の関心は、変化がない期間が長くならないようにするためには、どのような段階的な変化、革新的な変化を行っていくかという点にあります。

デッカ―氏:
これを行うための人的基盤作りに一生懸命取り組んでいます。問題の作成担当者、レビューおよび承認作業の担当者はすべて、ボランティアのUSCPAのネットワークでした。

またAICPA内部のプロセスでも問題開発プロセスの短縮を実現しており、さらに今回、2018年リリースされる予定の新ソフトウェアを活用することで、新試験をこれまでよりかなり早く導入することができると思います。問題は、コースプロバイダー、教育関係者そして受験者の準備が間に合うかということです。

同時に、絶え間ない変更ではなく目的適合性の高い変更が望まれているため、会計士業界の動きと整合させることも重要です。内部的には準備ができていますが、導入開始に際して、必ず実行しなければならないこと、実行しようとしていることに対する承認とレビュー、さらにすべての情報ルート、我々の動きと整合をとろうとしている受験者を取り巻くすべての構成員からの承認とレビューをどのような形でとっていくべきかということが課題になります。まあ、かなり複雑な環境にいることは間違いありません。

ギャラガー氏:
会計士業界、規制当局とのバランスの調整を行っています。繰り返しになりますが、デッガー氏が指摘したように、受験者に対しても同様に公平である必要があるため、絶え間なく変更し続けることはできません。変更のレベルは緩やかなものです。

そして、変更を加える時はこれを関係者に周知させる必要があります。ですから、変更の周知も前へ進む際に実行すべき計画の一部となります。

BECの出題範囲を構成する分野は常に進化

三輪:
20年以上前の受験を振り返ると、私が受けた試験には、現在BECに含まれるIT、ミクロおよびマクロ経済が含まれておりませんでした。試験内容はどのように進化しているのですか?

ギャラガー氏:
監査や財務会計・財務報告、法律には、きちんと定義された基準があるためこれを用いて理解度の測定ができますが、BECはそうはいきません。よってBECは問題作成者にとって、常に難易度の高い科目です。BECの出題範囲は、他の科目より一般的で、幅広い一方で、受験者が知っておくべきビジネス知識でもあります。

繰り返しになりますが、公共の利益を守るという基本方針を踏まえたとき、BECは慎重に扱う必要があります。BECには、ITがあります今後も出題されます。ITは問題開発するのが難しい分野ですが、それでも注力していかなければならない分野です。

クラウド技術への移行しているなかで、IT分野の問題はどのように進化してくのでしょうか?技術が進化し、ソフトウェアの提供方法が進化することを認識して、これらを問題に採り入れていかなければなりません。このようなテーマを試験でどう扱うべきかが課題です。

経済はBECの出題範囲ですが、TBS問題での扱い比率が高い分野です。内部統制に関するCOSOもまた現在および将来にわたる重点分野であり、現在、全社的リスクマネジメントのための新しいフレームワークを公表していますので、今後も進化を続けるCOSOをフォローしていく必要があると感じています。

このように、BECは常に我々に課題をつきつけてくる分野です。よって試験で評価すべき重要コンテンツは何かについて、常に評価を怠ることができません。もはやフロッピーディスクについて出題することはできないわけで、BECの出題範囲を構成する分野は常に進化を続けています。

デッカ―氏:
ギャラハー氏が概略をお伝えした特定分野について、業界では、COSO、全社的リスク、ITそしてサイバーセキュリティーに目を配っています。しかし、同様に一歩引いてみると、USCPAの役割自体が変化しつつあります。

より定型的な仕事が自動化される時、新人会計士は何をすべきなのでしょうか?彼らは何を知っておくべきなのでしょうか?何ができるべきでしょうか?そして物事が全般的に自動化される時、会計士業界および産業界との関係において、USCPAの役割はどのように変わるのでしょうか?

我々は、このようなことにも対応していかなければなりません。監査は変わるでしょうか?変わるとすると、試験はその技術を評価するためにどのように変わる必要があるのでしょうか?試験科目も2004年より4科目で運営してきました。4科目による試験を今後も続けるのでしょうか?わかりません。別の種類の問題を開発する必要があるでしょうか?

ところで試験形式を考える際に、事前参照教材という概念があります。テストに先立ち受験者に教材を提供し、受験者はそれを読んで準備して、試験に備えるというものです。そして、その情報をもとに受験者を評価するのです。このように試験にも多くのやり方があり、どのように受験の利便性をミレニアル世代の要求に合わせていくのでしょうか、といったことも考えなければなりません。

今の受験者は、プロメトリックセンターでの受験ではなく、家庭や会社などでの受験を望んでいます。皆さんが基礎的な知識を理解していることをテストで確かめなければならないなかで、記憶・理解と適用・評価のスキルをどのように区別するのか。受験者が、実証された適用・評価スキルを持っているとした、それをどのようにテストすればよいのか。

今後試験がどの方向に変化していくのか、またどれくらいのスピードで変化していくのかは分かりませんが、テストチームと支援者のネットワークは、すべてに目を配り、観察し、多くの議論に参加することにより、USCPA試験の陳腐化を防いでいます。そして、会計士業界が我々にどのような変化を要求してこようと、USCPAの観点からこれに対応していくことができると考えています。

渡部:
USCPA試験に対する公共のニーズに合わせるために尽力されていることがわかりました。我々レビューコースプロバイダーとしても、そのような変化について行けるよう最善を尽くしたいと思います。

講座を提供する会社との情報共有は重要

ギャラガー氏:
我々にとって非常に重要なのは、「関係性」の維持です。AICPAはUSCPA試験に責任を負っていますが、採点にあたって受験者と直接対面する必要はありません。ブラインド・スコアリングといって、試験を採点する際、受験者の身元は明かされません。よって、今日こうして皆さんとお会いして、受験者が感じる課題や不満を聞くことはとても大切です。

受験者との直接的なコミュニケーションをするための試みとして、ブループリントや600項目に上る業務記述書をウェブサイトにアップして意見を募ったりしていますが、さらに利便性を高めるためにスマートフォンなどのモバイルデバイスとの親和性を高める必要があるかもしれません。

また試験をもっと頻繁に受験できるようにするために、休止期間をなくすこともできるかもしれません。試験制度が時代遅れにならないよう、会計業界の動向に合わせる努力もしています。

また受験者のニーズにも対応しなければなりません。そして雇用者側からも意見を聞いています。「柔軟性ではなく予測可能性の高い受験者をどのように提供してくれるのか、またはそのような受験者の提供をどのように支援してくれるのか?」「どうすれば、情報ルートを通じて受験者の役に立つことができるか?」このような問いに答えるためにもアビタスを始めとした関係者からフィードバックを得ることは、とても重要です。

また我々は、会計士業界の発展に向けともに尽力していこうという者の集まりであるわけですから、このような関係性を維持することはとても貴重です。こういったことも我々の主要な任務の一つです。

三輪:
国際展開に関してUSCPA試験の展望をお聞かせください。

 

デッカ―氏:
現在、他の国における試験運営に関する調査を支援してもらうため、ある企業にコンタクトをとっています。先ほどお伝えしたように、日本に対する取り組みを見直す必要があると考えております。日本の経済成長並びに監査法人及び一般企業(これには日本で業務を行う米国企業だけでなく、USCPAが与える便益を享受できると考えられる日本の企業や組織が含まれます)との関係を支援するため、できることはすべてやろうと考えています。

日本における情報ルートをさらに充実させるために御校とはどのような協力ができるかを考えています。また、インドと中国についても、当該地域で活動する米国企業のみならず、米国資本または米国資本市場と取引を希望する中国やインドの企業にも関心があります。そこにはUSCPAへの需要があると考えています。

そして、米国企業の外注先企業及びインドと中国に進出する米国企業や監査法人が存在しますので、現在、そのあたりの調査を行っています。AICPAが日本公認会計士協会 (JICPA) と強固な関係を築いているように、同様にインド勅許会計士協会や中国公認会計士協会 (CICPA) とも接触しています。

また、データ機密性およびデータ処理に関して、2018年5月にヨーロッパで施行される新しい法律について、NASBAおよびSBAの合意または了解を得たものと理解しています。この法律の影響は大きく、受験者がヨーロッパで受験し、そのデータが採点のために米国に戻される際、データ機密性と当該地域におけるデータの保護が確保されていることが必要になるからです。

ヨーロッパにおける受験地の拡大が可能かどうかを判定するために、調査と研究が必要な地域があります。世界的に拡大するためにはなすべきことがたくさんあります。そして、安全・確実にこれを成し遂げ、世界中の会計士団体とパートナーシップを結ぶだけでなく、USCPAに対する需要の見極めをしていきたいと考えています。

渡部:
多くの米国外受験者およびに日本の受験者のために門戸を開放されていらっしゃいますね。日本の受験者に対してポジティブな姿勢でおられることに感謝します。

デッカ―氏:
それが世界経済です。皆様とともにおり、より良い世界、世界的企業の成長を本当に支援しようとしています。ですから、アビタスとも素晴らしい関係を築けていることをうれしく思います。

USCPAは努力する価値がある資格

三輪:
最後に、日本の受験者に向けて励ましの言葉をお願いします。

 

ギャラガー氏:
USCPAであることは素晴らしいことであり、誇りに感じています。努力するだけの価値があることだと思います。それが1点目です。2点目は、難しい試験であることは否定しません。でも、もし受験者が一歩引いてみて、深呼吸をし、将来の仕事に目を向けてみると、それは必要とされ、知識や技術を身につけられる本当に素晴らしい仕事です。

アビタスはブループリントを非常によく調べていると認識しています。ブループリントは試験の方向性に関してとても有益な情報であり、今後もこれを重視していきます。計画を策定したあと、レビューコースプロバイダーと共同で作業をすることは、計画のなかでも期待を寄せいている部分です。

USCPA試験は付け焼き刃で合格できる試験ではありません。2、3日の徹夜勉強ではどうにもならないことは明らかです。試験勉強はまさにプロセスであり一定の時間を要します。

しかし、そのプロセスを経た受験者には合格が待っています。このプロセスの中にアビタスのような非常に頼もしいサポーターがいるのは心強いことです。以上を、私から御校の受験者に送る言葉とさせてください。

USCPAはキャリアに平等をもたらす資格

デッカ―氏:
私は、USCPA試験はキャリアに平等をもたらすものであることを今一度強調したいと思います。米国では、AICPAは、USCPAの社会的影響力の拡大に努めており、USCPA資格が職業機会の平等に貢献しています。

いったんUSCPAになると、コミュニティーの一員になり、尊敬され、信頼される業界の一員になります。そして、4大監査法人であろうが、その他の監査法人であろうが規模に関わりなく、またNPOであろうが、米国であろうが、米国外であろうが、本当に世界にチャンスが開かれています。つまりUSCPAになる日本の受験者は米国人と同じチャンスを与えられるということです。

USCPA試験に合格すれば、米国を始めとした世界中の国で職があるので、日本で日本企業のために働くことも、日本の米国企業のために働くことも、また英語をマスターすることもできます。USCPA試験は、非常に平等であるだけでなく、世界中の受験者にとってキャリアを切り開く手段であると思います。それは明らかです。

ギャラハー氏が先ほど述べたように、今日のミレニアル世代は社会の一員として、仕事を通じて社会に貢献したいと考えています。USCPAでそれを手に入れることができます。それは米国市場だけでなく世界市場の保護です。皆様にとってUSCPA試験の勉強はいったん合格すれば、素晴らしい成果と機会を得ることができます。

尊敬と信頼、そしてチャンスがあるので、あきらめるべきではありません。本当に世界にはUSCPAのためのチャンスがあるので、ブループリントに沿って勉強に励み、栄冠を勝ち取ってください。

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